効果の理由 |
・「日光のビタミン」あるいは「太陽のビタミン」と呼ばれるビタミンDは、太陽光線と食事から得ら れる。太陽光線の紫外線が皮膚の脂肪に作用して、体内に吸収されるのだ。一方、食事から 摂取されるビタミンDは、小腸壁から脂肪と一緒に吸収される。 ・ビタミンD不足が引き起こす症状としては、骨が弱くなり骨粗鬆症になる、虫歯ができやすくな る、などが挙げられる。カルシウムやリンとともに骨の形成に欠くことのできない存在なのだ。 ・体内に入ったビタミンDは、腸でのカルシウムの吸収をよくする。また、血液中のカルシウムの 骨への運搬を手伝い、さらにカルシウムが骨に沈着するのを助けてくれるのだ。また、筋肉中 のカルシウムを減少したときには、骨からカルシウムを分配するといった働きもある。カルシウム の摂取量が少ない場合には、尿中にカルシウムが排泄されないように再吸収させる役目もビタ ミンDにはある。 ・骨と同様、カルシウムが材料になっているのが、歯。子供はもちろん、大人もビタミンD不足で エナメル質が弱くなり、虫歯ができやすくなるケースは多いのだ。 ・骨と歯は特に子供時代に完成されるので、幼児期に十分にビタミンDとカルシウムを摂取した いものである。 ・ビタミンDはカルシウムの吸収を促すので、摂りすぎると腎臓にカルシウムが沈着し、腎臓病 になる危険性もある。過剰摂取は特に幼児期で危ぐされるが、大人になるとそれほど心配する ことはない。そのほか、喉が渇く、目が痛む、皮膚のかゆみ、吐き気、下痢、頻尿などが挙げら れる。ただし、正しい用量、用法で摂取すれば大丈夫。 |
備考 |
・日光浴しただけでも十分に摂取できるビタミンD。しかし、都会に住む人やスモッグのひどい地 域に住む人、また夜勤者、看護師、衣服やライフスタイルによって太陽光線を浴びることのでき ない人は、サプリメントによる摂取量を多くしたい。 ・ビタミンDの特性上、ビタミンA、C、コリン、カルシウム、リンと同時に摂取すれば、相乗効果に より、高い効能が期待できる。 |
関連症状 |
・骨粗鬆症 ・虫歯の予防 ・骨軟化症 |