効果の理由 |
・そもそもビタミンとは、体の働きを助け、整えるものに欠かせない、クルマでいうエンジンオイ ルのようなものである。高性能の新車に十分なガソリンを積んでも、エンジンオイルがなけれ ば能力を発揮できないばかりか、エンジンやクルマ自体の故障も招く。これと同じで、人間の 体がクルマ本体やエンジンとすると、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素がガソリンに相当 し、ビタミン類とミネラルが、エンジンオイルの役割を果たすのだ。 ・その中で、ビタミンCは細胞間のコラーゲン生成と保持に関わっている。不足すると血管や 粘膜、皮膚などの細胞間の結合がゆるみ、出血しやすくなったり、肌がハリを失うなどの症状 が現れる。これらに対して、ビタミンCはウイルスの核酸を破壊し、ウイルスそのものを攻撃す る「インターフェロン」の生産を促し免疫力を高めてくれる。インターフェロンはガンやウイルス 性肝炎の特効薬でもある。 ・ほかにも、抗酸化作用によってコレステロールなどの酸化を防ぎ、老化を遅らせる。貧血に よいとされるのは、鉄分の吸収を高める作用によるものだ。抗ストレスホルモンといわれる副 腎皮質ホルモンの生成に関わるので、ストレスに負けない体もつくる。 ・体内に蓄積できないので不足しがちだが、摂りすぎると下痢、嘔吐、瀕尿になることがあ る。過剰症というより一過性の症状だが、量を増やす場合は慎重に少しずつ、がよい。 |
備考 |
・柑橘類のほか、パイナップル、イチゴ、キウイなどのフルーツ、ブロッコリーやピーマンにも豊 富に含まれる。1日の望ましい摂取量は2000〜3000mg。摂取後2〜3時間で排泄される ので、摂取回数を多めに、1日に複数回に分けて摂るといい。喫煙量の多い人は、所要量の 2〜3倍を目安にサプリメントでの補給がおすすめ。ビタミンEと一緒に摂ると、抗酸化作用が 高まりガン予防の効果も期待できる。これは、水溶性のビタミンCと脂溶性のビタミンEがそれ ぞれ働いてくれるためだ。 |
関連症状 |
・風邪をひきやすい ・貧血 ・シミ、ソバカスなど肌のトラブル ・ストレスが多い ・タバコの吸いすぎ ・ガンの予防 |